今日のテーマは
「キリン、書けますか?」です。
みなさんは
何か新しいことをやろうとして、「あ~とてもできそうもない」
って、あきらめたことって、ありますか?
私はけっこうあります。
やってみたいな〜と思っても、すぐ「難しそう!」「私には無理」
とか、「なんだか大変」「もしできなかったら、いやだし」
とか、いろんな考えが浮かんで来て。
確かに、今の自分にはとても無理!と思う事って、トライするのには、
勇気がいりますよね。
だけど、ちょっと思い出してみてください。
小さかった頃。
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちが乗ってる「自転車」
すっごく乗りたくなかったですか?
その時、どうやって乗れるようになりましたか?
私は、自分で言うのもなんですが、運動音痴なんですが、それでも自転車には乗りたかったんでしょうね。ある日親に「自転車買って!」とねだったそうです。最初は補助輪をつけてもらって。親に付き添ってもらい、ひたすら練習。
普通の人は1、2日もあれば乗れるようになるのを、たぶん倍くらいかかって、それでも乗れるようになりました。始めて乗れたとき、うれしかったな〜
そう、子供の頃って、できそうかどうか、は あまり考えずに
やりたいことにトライできるんですね。
だから、どんどん新しいことができるようになります。
大人になると、どうしても「無理かも」と、頭で先に考えてしまいがち。
なぜなら、「できないかもしれないゴール」の姿を想像してしまうから。
こういう時は、どうするんでしたっけ?
そう、良い未来記憶を自分で作る、でしたね。
自分で積極的に、「手に入れたい未来のイメージを創造する」
これがやる気の原動力になるんですね。
だけど、「できそうもない」という思いは強力です。それがあると、なかなかスタートできません。
ただね。最初の「できない!」というイメージが必ずしもあたってないかも、
ということなんです。
そこで、今日のテーマ
「キリン」
あるセミナーの中で、キリンという漢字を、書けますか?
というのを聞かれた時、私は、最初、「絶対無理!」と思いました。
もちろん、辞書を引けば書けますよ。
だけど、今、書け、といわれても、知らないし~
と思って、書こうともしませんでした。
キリンって、伝説の動物なんですよね~
姿を思い浮かべられますか?
あの、○○ビールのキリン。あれは、何の動物だと思いますか?
実は、鹿、なんです。
だから、キリンという時を書く時は、まず、
鹿を2匹書きます。ちょっとだけスリムに。
鹿 鹿
鹿が2匹なので、其の一、其の二ってことで、
鹿の横に、其、を加えます。
鹿其 鹿
それから〜
右側の鹿の横には、隣、という感じの右側を書きます。
これで、
麒麟
のできあがりです。
どうでしたか?書けました?なんだか、明日言われても、またすぐ書けそうですよね。
というわけで。
知らない、と思ってましたが、実は、1つ1つのパーツは、
もうすでに自分の頭の中にあったんです。
知らなかったのは、あの漢字が、どんなパーツで構成されているか、という知識。
それを教えてもらったら、すぐ書けたし、1度書ければもう忘れません。
最初に何かやりたいことができた時浮かんでくる「できそうもない」という思い。
これは、たいていの場合、あたってません。
なので、コーチングでは、本当にやりたいことが明確になった時、
その目標を、1つ1つの要素に分解します。すると、なんとなく、「できそうな」気分になってくるんですね。そして、
今の自分にもできることから始めていきます。
その時のコツは、
300%、確実にできる事を考えて実行する事。
その積み重ねが、また自信をつけてくれます。
昔から、
千里の道も一歩から
というのは、まさに、その通りで、
まず、千里の道を行こう!という意思がないと、始まらない。
そして、その最初のステップは、まず、一歩から。
その時に、「やれる能力があるかどうか」と心配していたら、何もできないです。
能力は、足りなければ、途中で身につければいい。
そうそう、おとぎ話の
ももたろうだって、
最初に、鬼退治をするぞ!と決め、出発し、
道の途中で、仲間を見つけていったんですよね。
というわけで。
何か目標ができた時の、心理的な壁を低くする考え方として、
目標を小さな単位に分けて、もう一度よく考えてみる。
その例として、「キリン」のお話でした。
今度何か、「できな〜い」と思った時は、あきらめる前に、このお話を思い出してくださったら嬉しいです。
コメントをお書きください